通奏艇音

この売文野郎

ブログってまじで何を書けばいいんだ

 「書きたいことを書けばいい」ってのはわかるんだが、なにを持って、どっからどこまでをして「書きたいこと」と呼ぶのかがわからん。

 

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 結論を三十分後の自分にぶん投げながら考えている。書きながら思考を整理するタイプなんでな。ここに「ブログで何書けばいいかわからない。」って悩みをそのまま書き出せば多分なんかしらの解決が出てくるような気がしないでもない。

 

 そもそもかくいう「何かが言いたいけど何を言いたかったのかよくわかんない。」も「今言いたいこと」に他ならないなら別に書いたっていいと思うんだ。太宰は「原稿用紙5枚ぶん書けと言われたけど何書きゃいいかわかんない」で原稿用紙5枚埋めたらしい。俺はとにかく文字を生産することだけは得手だから、何か具体的な話題さえ捕まえられれば、千字くらいは寝ながら書ける。

 

 しかし本当に、人様に見せる文など書いたことがない。小説はある。あるなら小説を書けばよろしかろうとも思うのだが、エネルギーの消費がブログの比じゃないので却下した。

 でも本当に最近毎日毎日友人とチャットで週間3000とか8000字とか書いているから、だからこそこれはもうブログやればいいんじゃないかなと思ってブログ始めたはいいんだけども、「人様に見せる」って段で躓く。

 

 一応方向性もちゃんとある。 元々は、自分に宛てた小説のネタ帳のようなものを、外に向かって開示してみたらどうかというものだった。

 けれどもまあ、朝夕の景色を愛でたり、日常の一コマを愛でたり、日々せっせと何かを考えているし、それを往来に向かって叫びたくなることも多々あるんだが、それを言葉にしてまとめようと思うとどうもうまくいかない。俺は特に言いたいことが乱雑だから、言葉にする段階でとっちらかって見えなくなる。

 

 ほぼ初記事だし初心でも表明しようか。

 俺は一介の、ちょっとくらいは文字の生産ならできるタイプの、読者だ。

 多少文字が書けるようになったところで読者としての性質はあまり変化していない。

 そんで、俺は「俺の好きな文章を浴びるほど読みたい。」と思っている。

 

 真っ正直に、俺は結構、文章の選り好みが激しくて、ストーリーに要求するものも多くて、それで、好きな文章があまり多くない。それはそれで単に自分の味覚に合わなかっただけだから仕方ないんだが。

 だがここで「だったら自分で書けばいいじゃない。」というソリューションを得てしまった結果今に至る。

 

 そういうわけで、ブログをやろうとしている。

 そして「何を書こうか」で躓きまくった結果、タイトルと数百字だけ書いた下書きが既に7篇ほど発生している。これ中身さえきちんと詰められれば面白い内容だと思うんだけどなぁ。

 

 まあしかしただ一人で生産することに甘んじるつもりはない。だから人様に見える形でネタ帳を書き殴ろうとしている。

 すなわち「あわよくば、自分の頭の中身を見てちょっと影響された他者が、自分の好きなものを代わりに書いてくれたらいいなぁ。」というやつだ。

 

 創作者なんて、三度の飯より他人の頭を覗くのが好きだろう。

 だから僕は僕の側から開示することにした。

 それを見て「いいっすねそれ」と思ったらそちらもやれ。

 見せろ。見せるのだ。

 

 ちなみに僕は今「そもそもいま生きている世界もだいぶ異世界転生っぽくないか?」ということを考えている。

 (本当は今タイムリーに考えていたことではなく、面白そうなんだけど絶対に永遠に結論の纏まらなそうな下書きの内容をひとつ開示している)